わたしたちの想い
長い名前ですよね。
変な名前ですよね。
名前変えたら良いのにって昔言われたこともあるのですが、もうその時にはお客さんに「イーザッカさん」って呼んでもらっていたので結局変えないまま25年も経ちました。
1999年創業当初をご存知の方はどのくらいいらっしゃるでしょうか。
当時はバッグやシルバーアクセサリーなどの服飾雑貨を主に取り扱っていたこともあり店名に「ザッカ」と入れました。アジア雑貨などもトレンドのひとつで雑貨がファッションのキーワードでもあった時代です。
そしてマニアと名前に入れたのは
中毒性の高い、多少マニアックなモノが誰かの目に留まればいいなと思いながら商品のセレクトをしてたことに由来します。
多くの人に選ばれないかもしれないけど、満足度の高い自分だけのお気に入りを見つけてもらえたら幸せだなと名付けしたことを思い出します。
創業1999年からこんなに多くのお客さんがこんなに長くご来店いただけるとはあの頃のわたしは考えもしていませんでしたが、わたしたちが表現している少しの工夫が光るアイテムや隣のあの子とかぶらないような自分のお気に入りを見つけてもらえるお店になれたのでしょうか。
神戸の震災を機に神戸で暮らして働くことに特別な気持ちを抱いたわたしは、ここでちょうどいい場所をつくろうと思ったんですよね。あの出来事はわたしたち神戸の人間に大きな悲しみと絶望をもたらせただけでなく奇しくも神戸への愛着を思い出させてくれた。
当たり前に感じていた港町神戸の、様々な国や人の文化を受け入れられる寛容さ。
新しいことを楽しんで始められるミーハーさ。
田舎というにはやや都会で都会というにはやや小規模な「ちょうどよさ」を感じられるこの街を体現するようなお店。
山もあって海もある、小さいくせに欲張りな神戸の街みたいなお店です。
神戸出身じゃないスタッフも増えましたが、やっぱりみんなこのちょうどよさに魅力を感じて集まったメンバー達。
そんなみんなでつくっているお店です。
作り手と使い手みたいにわたしたちとお客さんは別々だと考えません。お気に入りを見せ合うような、同じ推しについて語り合うような存在でいたい。そんな風に思っています。
お買い物のときも、届いたときも、着るときも、こころがにんまりする瞬間を作りたい。
ただ買った商品を届けるだけじゃなくて、「な~んか機嫌がいいんだよね」という感覚を届けたい。
それぞれのチームでスタッフひとりひとりが常に考えています。
「通販だけどイーザッカマニアは安心!」とみなさんに太鼓判を押していただけるように、これからもいろいろなことにチャレンジしていきます。
イーザッカマニアストアーズにご来店いただき、お気に入りを見つけてお買い物いただいた、そのわくわくが冷めないうちにお届けしてテンション高めになってほしい。
正しく届ける | ▶︎ |
早く届ける | ▶︎ |
美しく届ける | ▶︎ |
わたしたちは、少しでもたくさんの方のお洋服のお悩みをなくして、「洋服って選ぶのも着るのも楽しいよね」を実感していただきたいと思っています。
ファッションコンシェルジュサービス | ▶︎ |
zootie stylingLAB | ▶︎ |
洋服と着こなしの教科書服mania イーザッカマニアチャンネル |
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できる限り長く愛用してもらえるような品質やデザインをベースに、テイストや年齢に垣根を作らないこと。その結果、お客さまが思い思いにコーディネートを楽しんでいただけ、日々のテンションがほんのり上がること。
今までもこれからも変わることがないイーザッカマニアの基本です。
大切にしている3つの基準 | ▶︎ |
わたしたちが納得してから | ▶︎ |
テンションを少し上げたい | ▶︎ |
イーザッカマニアストアーズには、オリジナルブランドがいくつかございます。それぞれのブランドの想いやストーリーを、ブランドマネージャーがご紹介します。
ここまでご覧いただき、ありがとうございます。
店長の浅野かおり「かおねー」です。
先に謝っておきます。
知ってるマニアさんもいるかもしれないけど、25歳の時にこのお店をはじめた時はお客さんと夜中にメールで「昔読んでた漫画の話」とかしてる間に朝になっちゃったりして、働いてるんだか遊んでるんだかわからないような感じでやってました。
ゆるくはじめてごめんなさい。
当時は叱ってくれるのもお客さん、褒めてくれるのもお客さんで、それだけがこの仕事のモチベーションでした。
メルマガ書いたら返事くれて、新作出したら「待ってました!」って喜んでくれて。何をやっても続かなかったわたしがこんなにも長く商売を続けてこられるのは間違いなくお客さんの存在が近くに感じられたからです。
そしてスタッフの存在は何よりもわたしを大人にしてくれました。
バイヤーでもあるわたしが買い付けてくる商品。それをページにしてくれるスタッフが「この商品はどんなところでどんな風に作られたものなの?」と聞いてくるわけです。知らないじゃ済まされない。産地に偽装はないか?労働環境は大丈夫か?と、素人だろうと言い訳なんてできない。だって彼女たちにウソをつかせるわけにはいかないのですから。
そういうわけで肝っ玉の小さいわたしは自社生産工場に出向いては「こんなのダメだよ!」と口を出しSDGsのはしりとなっていきました。
ペットボトル再生繊維とか、そういうのもいいです。これから地球を大切にしていかないとわたしたちよりも長く生きていく子どもたちのことを知らんぷりはできませんから。
でも、1枚の洋服を一生大切に着ていく、そんな貴族みたいなことだけじゃなくてファストファッションでもいいからもう少しだけ長く使えたらいいですよね。ワンシーズン、1年でポイとかじゃなくて、3年とか5年とか着られたらいいよね。サイズが合わなくなってもお下がりできるくらいの品質があったらいいよね。
イーザッカマニアの商品は激安ではないかもしれません。
でも、少しでも長く着てほしい。
いろんな色を身につけてほしい。
どんな人でも手に入れられるようなブランドでありたい。
隣の誰かの生活を彩るものになりたいのです。
神戸の小さい会社ですが、こんなにもスタッフみんながこの気持ちに賛同してくれている会社って珍しいなと思います。
とてもとても面倒くさい会社なんですけど、そのおかげもあってどこを誰に見られても胸を張っていられる気がします。
大人気だったクリアファイルの廃止のときも、お客さんから「わかったよ、なくなるのは嫌だけどわかったよ」って言われた時に「いい店だなぁ」と思いましたよ。なんかもうお客さんなんだかスタッフなんだかわかんなくなる時すらありますよ、最近。
お客さんに育ててもらって、スタッフに教育されたイーザッカマニア。
きっともっと良くなると思うんで、面倒くさいお店ですがどうぞこれからもよろしくお願いします。