同梱物の見直しをします。

『クリアファイルやお礼の書いたコースターが楽しみ』
『届いた瞬間にイーザッカさんだとわかる！』
『昔よく購入していて久しぶりに利用したら同じようにクリアファイルが届いてうれしかった』
などなど。

納品書が万が一シワシワにならないように透明の袋に入れて発送していた頃に、この袋って捨てちゃうだけだからもったいないなと再利用可能なクリアファイルにしました。

お礼状も捨てる前にコースターとして使っていただいてから捨ててもらおう、そんな風に少しでも【ただのゴミ】にしないというポリシーを持って様々な梱包材や同梱物を考えてきました。

クリアファイルは領収書を入れたり、カバンの中を片付ける小さな書類入れにしたり、はたまた公文の宿題用ファイルに使ってくれたり、コースターは額に入れてコレクションしてくれたり、ジャーナル誌まで小学生の習字の時間に学校へ持っていって使ってくれたりと、たくさんのお客さまが再利用してくれていました。

今でもレビューやお葉書にはたくさんの方からそれらについて書き込まれていて、20年近く続けてきたことをサラッとやめますと言ってしまうのでいいんだろうかと。今日もレビューを眺めながら考えています。

クリアファイル等をやめる理由は、お察しの通り【環境問題】です。

たくさんのモノを生み出しては廃棄する。

それは商品だけではなく、付属するものやわたしたちが社内で使用するものなど関わる全てのものに対してです。

理想を掲げて神経質にあれもこれもと言うことではなく、今自分たちにできることは何なのか？それを実行するためにどんな準備が必要なのか。
そんなことを考えて少しずつですが取り組んでいきたいと思っています。

●オリジナル商品の下げ札の金具使用をやめデザインを変更（分別せずに廃棄できるものへ）
●お客様の納品書をキレイにお届けするためのクリアファイルの廃止
●お礼状コースターの廃止（お礼はジャーナル紙面上でお伝えできるように変えたい）
（すべてストックがなくなり次第切替えていきます）

細かいことを言えば、個別管理するため商品毎にPP包装をしていることや、納品書や毎月の発行誌などもやめてしまってもいいんじゃないかというご意見も出てくると思うんです。

でもその個別包装をやめるためにものすごい数の商品管理用ケースを導入したり、発送するまでに何度も商品の畳みが崩れて直すスタッフの労力や気持ち。

お客さまの商品をセットするために必要な納品書を電子化するための仕組みづくりが不完全なまま廃止したり、わたしたちが洋服を通じてどんなことを社会に伝えていきたいのかみたいなことまでをショートカットして発行誌をやめるのは今は違うんじゃないのか。

それを代替できるものを考えて『できることから』やっていくことが大切なんじゃないのかとわたしたちは思っています。

これらやめていく同梱物たちは商品を受け取っていただいて『あ、イーザッカマニアだ』って思ってもらえるようなアイテムでした。

でも出荷のスタッフはそれにだけとらわれずに『早く、キレイに、心を込めて』とみなさまへ商品をお届けしています。それは何も変わりません。

出荷量が急激に増えた時にありがとうセット（クリアファイルにコースターなどを入れたもの）を作ることで出荷が遅れてしまわないようにと他のチームとで手分けをして用意することもありました。

そんな現場の大変さも今回の変更で解消されて、新しい『わたしたちらしさ』を考える時間や余裕になっていければいいなと思います。

環境問題だけではなく、わたしたちが今できることを常に考えて商売を続けていきたい。

創業から20年間試行錯誤し、段ボールを極力使わず少しでもゴミが少なくなるよう紙袋での発送。荷物を開くと『わ！』と気持ちが少しだけ上がるような瞬間を作れるよう続けてきました。

これからも必需としての洋服だけでなく、利用するすべてのみなさんに『テンション高め』の楽しい毎日のためにこれからも創意工夫し実行していけるよう努力していきます。